今週のシャララ

伯楽 -hakuraku- のホームページをリニューアル

SNSが得意ではない。なんてことは発信することでもないけれど、言いたい。僕はSNSが得意でない。もう一年の1/4が終わろうとしているのに、一度もツイートしていない。単純計算すると、僕は年に数回しかツイッターを更新しないような人間なのだ。俳優なのに。自分の活動を発信をしなければならない、という「俳優」の側面が僕は嫌いだ。本当は発信なんかせずとも人が噂をしている、というような存在が俳優だろう。発信なんかしなくとも、雑誌がテレビが取材して、テレビをつければSNSを見れば、顔が映っている、というのが俳優だろう。ケッ、なんてつまらん人生になってしまったんだ。ジャニーズに応募することを決意したあの時の僕がこんな未来になると知っていたら、自殺するぞ。

今の僕にはテレビに引っ張りだこ、取材で大忙し、なんて無理だ。このまま何も発信せずに、俳優を続けたって世間の誰にも気付かれやしない。だから僕は作ることにした。発信する理由を作るために、作ることにした。事務所に所属していない僕にできる、自分の売り込みは作ることだけだ。そして、それを発信することだけだ。

奈良の実家に帰って来て、一年の時が流れた。働きもせず、舞台にも立たず、カメラの前にも立たず、約一年という時間が流れた。僕は何をしていたんだろう。ゲームをして、ゲームに飽きて、何もしなくなって、youtubeを観まくって、youtubeに飽きて、引きこもって、鬱っぽくなって、元気になって、作曲をしたり、絵を描き始めたり、習字を始めたり、フランス語の勉強を始めたり、英語の勉強をしたり、しこたまNetflixを観て、しこたま本を読んで、漫画を読んだ。小説も書き始めたり、短編映画を作ったり、くだらない企画書を書きまくった。ついに肉体労働のバイトも初めて、筋トレもついでに始めたら腹筋が割れた。失恋もした。こう書き出すとなんと充実した一年だった、と思うところもあるが、正直、一年を無駄にしたのではないか、という気持ちの方が強い。この一年を無駄にしないために、これからの一年がある。そういう物語を自分の頭の中に描かないと死んでしまいたくなる。

「実存」という言葉がここ2年くらい気になっている。哲学的なことはそんなに詳しくないが、実存とは構造主義と対立する概念で、個人の意志であらゆることを達成できる、と発想すること、と認識している。僕は時代遅れの実存を突き詰めていきたいと思う。構造を言い訳に自分の状況を説明することなんてクソ喰らえだ。映画や演劇が提示するように、そして歴史が証明するように、世界を切り開いて来たのはある個人の強い意志である。僕は自分の意志で世界を切り開いていく。ツイッターを見ている暇はない。インスタグラムの投稿にハートをつけている暇はない。書け、撮れ、作れ。今の僕を駆動するのは今の惨めの人生を終わらせるためのビッグバン!だ。エクスクラーメションだ。

というわけで、伯楽 -hakuraku- のホームページをリニューアルします。5月に完全版ができるので、みんな楽しみにしてくれ。「今週のシャララ」は全然毎週更新できない、なぁなぁな企画になってしまってましたが、毎週更新します。ただ、「今週のシャララ」ではなく、「今週の『この指とまれ』」というタイトルに変わります。僕が思いついた企画を毎週更新する、というのをやります。エッセイみたいな文章を書くよりも、自分の頭の中の世界を「企画書」というフォーマットに落とし込む作業の方が僕には向いているようです。引きこもりを終えたあと、僕がやったことはとにかく企画書を書くことでした。この半年だけでも50個くらい書いたんじゃないかなぁ。誰に頼まれるわけもなく、一人でにやにやしながら書いてました。フォートナイトよりもAPEXよりも企画書を書いてる時の方が2万倍楽しいので、それをただただ更新していくことにします。これからは毎週更新します。もう、本当に毎週更新することにします。一年後の今頃、52個の企画書を振り返る記事を書いていることになるでしょう。なんたってビッグバン!は始まっちゃたんでね。

ということで、5月、伯楽 -hakuraku-のホームページがリニューアルされるのを楽しみにしていてください。残りの一ヶ月は、「今週のシャララ」を毎週お届けします。